学芸大学自然文化史研究会は、長年甲武信岳近辺でボランティア活動をしている。登山道整備がその内容だ。今年は、あいにく梅雨模様だったが、7月28日から31日まで5人の元気な方々が参加した。鍬を使って水切り造りをした紅一点Nさんは、実は阿波踊りが大好きだ。来年は小屋で講習会が予定されている。K君は海を渡って参加してくれたが、あいにく体調を崩し本来の力を発揮できなかった。次は万全の状態で活動することを誓っていた。力仕事は少々不向きな体型のTさんも雨の中で黙々と作業を続けていた。Kさんのその手は素晴らしい。仕事で鍛えたほれぼれするものだった。小屋更新に強力な助っ人だ。リーダー格のSさんは、とても愉快な人で、つらい作業の中でも笑いの中心で、皆を元気付けていた。   

   

スコップと鍬で水切り造り。岩混じりで骨が折れる。
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